短期決戦!合宿免許

私が自動車免許をとったのは大学1年生のでした。
理系だったので「専門に上がる前に免許をとらないと、もう在学中にはとれないぞ」と先輩達におどされてはいたものの、運動部に所属していたこともあって教習所に通う時間がとても取れそうになく、夏のわずかなオフを利用して合宿免許でとることにしました。
大学生協にて近県での合宿免許を申し込むも、タイミングが遅くすでに予約は埋まっていて、申し込めたのは800キロ離れた、ある東北地方の自動車学校でした。
合宿所は教習所の一角に設けられており、4人1部屋という環境。
同室になったのはいずれも私とほぼ同年齢の都内の大学生で、それぞれ、教習過程の進み具合はバラバラ。
内気な私は、新入りとして仲良くやれるのかものすごく不安だったのですが、皆気さくに話しかけてくれ、毎回合宿所内での食事時間には一緒に付き合ってくれました。
教習所のある街は長い歴史をもつ城下町で、教習が休みの日には自転車を借りて、同室のメンバーで史跡を探検したり、川のほとりでバーベキューしたりと楽しかったです。
実技も学科の授業も日曜以外はほぼ毎日みっちり入っているタイトなスケジュールで、短期集中で教習を受けることができました(そう、教習スケジュールは学校の方ですべて手配してくれていたのです。
この有難さが分かったのはそれから何年もたってからですが)。
実は仮免前の見極めで一度落とされてしまい少々しょげてしまったのですが、そのときも同室メンバーが励ましてくれたのを思い出します。
路上教習に出ると前述の史跡探検の経験もあって道路事情に詳しくなっており、スイスイと卒業へこぎつけることができました。
あとは地元に帰って運転免許センターにて学科試験を受験し、めでたく運転免許所得となりました。
合宿免許のありがたさを感じたのは、後年、妻が運転免許を取ることになったときです。
教習所通いで免許を取るとなると、実技教習の予約を自分のスケジュールと教習所の空き状況とをにらめっこしながら取っていかねばならず、結局4ヶ月以上かかりました。
二十数日で免許をとれたのは今にして思うと大変幸運だったと思います。
それだけではなく、知らない街で知らないメンバーと暮らした体験は、非常に有意義なものとなりました。